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その他の生活習慣病について(肝臓病・心臓病・脳卒中)
生活習慣病には、糖尿病、高血圧、脂質異常症(高脂血症)などの代表的な疾患に加えて、以下のような病気があります。
肝臓病
肝臓病は、肝臓が機能不全を起こす病気や状態を指します。肝臓は体内の毒素を排泄し、代謝に必要な物質を生成する重要な臓器です。
肝臓病は、肝臓に異常が生じることで機能が低下し、体にさまざまな影響を与える病気や状態を包括的に指します。
肝臓病には、肝炎、肝硬変、肝臓がん、脂肪肝などが含まれます。これらは、肝臓が正常に機能しなくなり、体内の代謝、免疫機能、内分泌機能などが異常をきたす結果として、さまざまな症状を引き起こします。
心臓病
心臓病は心臓で起こる病気の総称であり、その種類は多岐にわたります。日本人の死因第2位は心疾患であり、がんに次ぐ頻度となっています。
心疾患には以下のような症状が一般的に見られます。
・息切れ
・動悸
・痛み(胸痛、背中、腕、肩、首など)
・むくみ(浮腫)
・失神
・倦怠感
など
また、代表的な心臓疾患には、虚血性心疾患(狭心症/心筋梗塞)、心不全(急性/慢性)、心臓弁膜症、肺高血圧症があります。
脳卒中
日本人の三大死因のひとつとして知られている脳卒中は、正式には「脳血管障害」と呼ばれ、脳卒中は脳出血(脳の血管が破れる)と脳梗塞(脳の血管が詰まる)に分けられます。
脳出血
脳出血には、脳内出血とくも膜下出血があります。
脳内出血は、脳内の細小動脈が破れて出血を起こす状態で、ある日突然発症することが一般的ですが、中には頭痛や吐き気などの前兆が現れることもあります。
くも膜下出血は、脳動脈瘤が破裂することで引き起こされ、「ものが二重に見える」「激しい頭痛」といった初期症状が現れます。
脳梗塞
脳梗塞の前兆としては、「半身が痺れる」「手に持っているものをするりと落としてしまう」「言葉が出てこなくなる」「ろれつが回らない」などの症状が現れることがあります。
主な原因としては、動脈硬化によって狭くなった血管が最終的に閉塞する脳血栓と、血液の塊によって血管が詰まる脳塞栓があります。
脳卒中の初期症状は一過性(数分~数時間程度で収まる)であることが多く、放置されやすい傾向があります。
しかし、早い段階で適切な治療をしないと症状が悪化する可能性があります。いつもの頭痛とは異なる痛みを感じる場合や、上記の症状が現れたら、早めに受診してください。
また、頭痛について一般の病院で「問題なし」と診断された場合でも、専門クリニックでの受診で異なる結果が出ることがあります。脳卒中は早期発見が非常に重要です。少しでも不安を感じたら、お気軽に当院までご相談ください。