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慢性胃炎について
慢性胃炎は、胃の粘膜が繰り返し炎症を起こしている状態をいいます。
ピロリ菌への持続感染が原因となる場合も多く、中高年以上の方によく見られる病気ですが、若年層にも起こり得ます。
自覚症状がはっきりと表れないケースもあり、胃カメラ検査等で偶然発見される場合もあります。
慢性胃炎は、進行すると、将来的には胃・十二指腸潰瘍、胃がんのリスクも高まることから、定期的な胃カメラ検査による早期の発見が望ましい病気です。
慢性胃炎の症状・検査・治療
こんな症状はありませんか?
- みぞおちの痛み
- 上腹部不快感
- 腹部膨満感
- 吐き気、嘔吐
- 胃もたれ
- 食欲不振
このような症状をお感じの時は、お気軽に大阪府茨木市・おおたに内科医院までご相談ください。
胃カメラによる検査
胃カメラで胃の粘膜を直接観察します。
病変組織を採取し、病理検査を行う場合もあります。
また、胃カメラでピロリ菌検査を行うことも可能です。
慢性胃炎の治療
胃カメラ検査の結果、胃炎の原因がピロリ菌によるものであった場合は、ピロリ菌除菌を行います。
その後1週間程度服薬していただきますが、1次除菌(最初の除菌治療)で除菌に成功しなかった場合は、薬を変更して2次除菌を行います。
ピロリ菌感染がなく、症状がない場合は、経過観察に留めます。
胃がんについて
胃に生じた悪性腫瘍のことを「胃がん」といいます。
胃がんには、初期症状がほぼなく、ある程度病気が進行した後に、胃の痛みや不快感などの症状が見られるようになるため、初期段階で気づくということが難しい病気です。胃カメラ検査を行った際に、偶然発見されるケースも多いため、定期的な胃カメラ検査を行うことが早期発見の有効な手段となります。
進行性の胃がんと比べると、ステージⅠの胃がんは、適切かつ早期の治療によって治る可能性が高くなるため、40歳以上の方で、これまでに胃カメラ検査を受けたことがないという方には、特に早期検査をおすすめします。
胃がんの検査
胃X線検査(バリウム検査)
バリウム(造影剤)と発泡剤を飲んで、X線によって病変に影をつけて観察します。内視鏡検査のように鮮明な画像で観察をできるわけではなく、がん発見の精度は70%程度といわれています。
胃カメラ検査(上部消化管内視鏡検査)
内視鏡で食道・胃・十二指腸の粘膜を観察します。
がん等の病気が疑われる場合は、粘膜組織を採取して病理検査を行います。
胃がん以外にも、胃炎、胃・十二指腸潰瘍、胃ポリープ、バレット食道、食道がんなどの病気の発見が可能です。
超音波検査(エコー検査)
被ばくの心配がなく、身体への負担の少ない超音波を用いた検査です。
がんの早期発見について最適とは言えませんが、バリウム検査や胃カメラ検査には抵抗があるという方には、こちらの検査も実施可能です。